『赤松、天野、中村氏 青色発光ダイオード(LED)発明にノーベル物理学賞』
おめでとうございます。
授賞理由は「明るくエネルギー消費の少ない白色光源を可能にした高効率な青色LEDの発明」で、
「20世紀は白熱灯が照らし、21世紀はLEDが照らす」と説明した。
引用元: ノーベル物理学賞に赤崎・天野・中村氏 青色LED発明 :日本経済新聞.
光の3原色、赤緑青(RGB)をすべて照らすと白色になるが、青色が作れなかったので白色、つまりLED照明が作れませんでした。
2011年の震災原発事故による電力不足前は、LED照明にだれも見向きもしなかったのが、いまでは照明といえばLEDが当たり前になりました。
それも青色LEDの発明があったからです。
LED照明は白色LEDが光っています。
光の3原色RGBが混ざって白色になって照らしている。。。
実は、LEDは3個ではなく1個だけ光っているだけなのです。
日亜化学の発光ダイオード( LED)のページは、すべて四角い黄色のLEDになっています。
https://www.nichia.co.jp/jp/product/led.html
これは青色LEDに黄色蛍光体を塗ったものなのです。
光の3原色をみてください。
青色と黄色を重ねると白色になるのです。
日亜化学は、社名の通り化学メーカーで蛍光体を販売している会社だったので、
青色LEDに黄色蛍光体を重ねて白色LED照明として販売するために青色LEDが欲しかったのです。
現在販売されているLED照明は、ほとんど青色LED+黄色蛍光体の商品です。
RGBを組み合わせるより安く作れることと、少ない消費電力で高発光にすることができるので
省エネ効果も高いのです。
暗くしたり明暗の調節「調光」することも、この1チップでできます。
ただし色を変える「調色」は、RGBチップをすべて装着してないとできないので、少々高価になります。
蛍光体の製造技術をもっている日亜化学は、青色LEDを発表した後で白色LEDを発表しました。
しかしそのニュースは注目されませんでしたが、照明業界ではビックニュースでした。
LED照明の業界では、ふつうのコトなのですが、
そのことを報道している記事を見つけることができなかったので書きました。
太陽光などの再生エネのまえに、まずLED照明などで省エネしましょう!
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