昨年12月14日に解説したブログ:令和3年度補正【前編】経産省・CEV補助金【後編】環境省を掲載後、令和4年度予算案が閣議決定されましたので、その予算案をもとに修正及び追記しました。

 

<経産省>

■先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金
 令和3年度補正、令和4年度予算の合計金額は、令和4年度予算要求額350億円とほぼ同額。ただし令和3年度補正予算100億円は(C)指定設備導入事業で別枠になり実質増額になりました。

令和3年度の採択率54.4%、採択金額89.8億円ですので、採択率アップが予想されます。

 

■災害時の天然ガス・LPガス/石油タンク
 当初の令和4年度予算要求額から天然ガスは1.4倍LPガス/石油タンクは2.3倍と大きく増額されました。

■需要家主導による太陽光発電導入加速化補助金
 当初の令和4年度予算要求額89億円から合計260億円と3倍近く増額され、脱炭素化に向けた再エネ加速予算となりました。

 

<環境省>

■建築物等の脱炭素化・レジリエンス強化促進事業
 当初の令和4年度予算要求額100億円から合計130億円と30%増額されました。

 

ただし下記2つの補助金は補正予算のみとなります。
■大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備の導入支援事業
■平時の脱炭素化と災害時の安心を実現するフェーズフリーの省CO2独立型施設支援事業

 

■グリーンリカバリーの実現に向けた中小企業等のCO2削減比例型設備導入支援事業
 省CO2機器(空調、給湯器、冷凍冷蔵庫、ボイラ、換気設備等)導入に最大1/2補助する、この新設補助金は令和3年度補正予算のみとなりました。

 

■PPA活用等による地域の再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業
 当初の令和4年度予算要求額164.5億円から合計151.5億円と微減になりました。

 

<クリーンエネルギー自動車導入促進補助金>(CEV補助金)
 当初の令和4年度予算要求額334.9億円から合計530億円と60%増額になりました。令和4年はEV元年となります。

 

補助金申請を検討されたい方は、メールや電話でご連絡ください。

作成:辻川英章