27年度補正予算、中小企業等の省エネ・生産性革命投資促進事業の1次公募は4月22日に締め切られました。6月公募予定でした2次公募が早まり6月3日期限で公募中です。さらに当初予定になかった3次公募を行うことになりました。

この記事を書き終えたらエネルギー使用合理化補助金が公募予告予告されました(5/23追記)

 

昨年のA類型補助金を大幅に変更した補助金で「省エネ効果等で簡易に申請が行える制度を創設し・・・」とあり、難しいエネルギー使用合理化と違い簡単になるものと期待してました。

しかし今回が初めてにシステムで、申請者は戸惑い、混乱したのではないでしょうか。少しだけご紹介します。

まず省エネルギー効果計算は、下記のように「指定」「簡易」「独自」の3パターンから選ぶことができます。

省エネ効果計算パターン

 

「独自」とはエネルギー使用合理化と同様に計算方法です。「指定」とは予め登録されている機器に当てはめて登録する方法で、宿泊施設のLED照明化を「指定」を選択しました。

まず約40種類のLED照明をひとつひとつ製品名、型番、消費電力などなどを登録。
次にエリアごとに、これもひとつひとつ登録。6エリアあると約200回登録。
さらに見積りもひとつひとつ登録。

このように根気よく登録する必要があり、これら3回の登録をWebサイトが自動で「整合性チェック」してくれるのですが、コンピュータですので「整合性が取れない」と表示されるので、またひとつひとつチェックすることに。AI機能を入れて欲しいですね。

これら省エネルギー効果を出力すると200枚以上となり、これもチェックです。エネルギー使用合理に慣れているので「独自」の方が良かったのではないかと思っています。

トップランナー基準

今回から「トップランナー制度対象設備の場合は、トップランナー基準以上の設備を補助対象とします」となりました。さらに昨年のA類型は広範囲な設備を対象としましたが、今回は照明、空調、給湯などの工場や事務所に一般的に使用されている設備に限定されました。

照明を例に取ると無電極ランプは対象外になり、消費電力が大きい天井照明などはクリアしますが、小さいダウンライトなどはどこのメーカーも基準値を下回る製品が多く、選定に苦労しました。またランプ単体は対象外になるのでLED電球だけ、直管形LEDランプだけは対象外です。

2次公募の申請は少々時間がありませんが、6月中旬に公募開始(予想)される3次公募への申請を検討してみてはいかがですか。

 

設備費+工事費を補助対象としているエネルギー使用合理化の補助金も先ほど「公募予告」がでました。

申請については遠慮無く電話もしくはメールとご相談下さい。支援いたします。

2016年5月23日 辻川英章

ご相談 お問合せ

 

省エネ補助金フルサポートのご案内