ご存知の方も多いかと思いますが、毎年の補助金の「流れ」を簡単に説明しておきます。

8月末、各省庁から財務省に来年度の「予算要求」をおこないます。そうすると来年度の補助金の概要がわかります。

そして予算要求後の折衝を経て、12月中旬に「閣議決定」して翌年1月から3月に衆議院及び参議院での審議を経て3月末には「予算決定」されます。

4月から6月に補助金を「公募」します。その際に公募の1週間位前に公募の内容を発表し、やっと公募内容が公開されます。もっと前に公募内容や日程などを公表して欲しいのですが、予算決定する前には一切公表しません。

公募が始まってから補助金申請依頼があるのですが、設備調査や選定を行なってないと申請は間に合いませんの。事前準備を行なってください。

省庁や補助金によって違いますが、省エネ補助金を利用した設備更新の流れスケジュールは下図のようになります。

来年度の省エネ補助金を利用した設備更新の準備をそろそろ開始することをお勧めします。

施設や設備の状況によって最適な補助金選定をして申請を行なってください。年度のよって予算額や申請条件も変わりますので公募内容の確認が必要です。

経産省、国交省、環境省の今年の採択結果と来年度予算について書きましたので参考にしてください。

<経産省|30年度 省エネ補助金の総括 31年度予想と対策>
 https://zero-energy.jp/blog/2707/

<国交省|30年度 省エネ補助金の総括 31年度予想と対策>
 https://zero-energy.jp/blog/2714/

<環境省|30年度 省エネ補助金の総括 31年度予想と対策>
 https://zero-energy.jp/blog/2718/

省エネ補助金を利用するには「申請書」「中間報告」「実績報告」「成果報告」の最低4回の書類提出が必要です。また審査官によるヒヤリングや現地調査をする場合もあります。

省エネ補助金のご相談、お問合せは、メールもしくは電話でお気軽にお問合せください。

作成 辻川英章