あっという間に終了！A類型｜26年度補正省エネ設備導入補助金

平成26年度補正予算「地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金」最新モデル省エネルギー機器等導入支援事業（A類型）というなが〜い補助金が、あっという間に終わってしまいました。

春の嵐のごとく猛烈な勢いで吹きまくり、乗っかろうと準備を始め、性能証明書という乗車券を申請したらなかなか届かない。メーカーにクレーム入れたら発行団体から「発行予定日は未定」をいう回答が来てると。。。回答できないという回答がありました。

なんだったんだ、この補助金は！？

省エネ仲間のえこでん久我さんが『遂に終了・・・何だったのコレ？結局性能証明書間に合わず・・・』と23日早朝にfacebookグループにアップしたのを見て飛び起きました。

それからお客様など関係先にメールしたら、次から次へと電話があり事情説明。

ほんとA類型補助金は、だんだったんだ！？

総括をしてみます。

A類型、性能証明書の公募団体登録から交付申請終了まで

2月26日（木）証明書発行団体登録説明会が開催され、どのようなものかと私も参加してみました。

その時はA類型の募集要項が正式に決まってなく「募集概要」にて補助金の説明があり、その後に性能証明書発行について説明がありました。

質疑応答に移り、◯◯工業会ですが、、、◯◯連合会ですが、、、「今から準備をして間に合わないけど、どうしたらいいのか？」など次から次に質問があり、経産省の担当者が「２〜３週間程度で発行できるようにお願いします。」と話してました。質問が途切れず、次の予定もあたので私は退席してしまいました。

その時に残高公表の要望があり、８００億円の半分、４００億円を切ったらWebサイトで公表すると回答がありました。

公募期間が３月１６日〜１２月１１日までだけど、昨年のエネルギー使用合理化補助金（B類型とほぼ同じ）に比べて申請方法が簡易なので、夏までには終了してしまうと予想してました。

しかし、まさか最初の４００億円消化に１ヶ月、残りの４００億円消化に１週間と、こんなに早く予算消化するとは予想できませでした。経産省もSIIも想定外だったと思います。

単価が高く、導入機種が少ない製造設備などの発行は早く、
単価が安く、納入機種が多い照明や空調などの発行は遅い。

製造設備１枚の性能証明書で５０００万円２０種類の照明と１０種類の空調を合わせて１５枚の性能証明書で１０００万円。

◯◯製造工業会では１０００枚、◯◯照明、空調工業会では３０倍の３００００枚では、どちらが発行が早いかわかりますね。それも期が変わる年度末の忙しい時期に、体制を整え、人員を揃えている間に終わってしまったのではないでしょうか。

私も依頼していた空調は１ヶ月、照明は３週間経っても発行されませんでした。

ここ３、４年の省エネ補助金の採択が難しかった製造設備申請が早く大量にあり、主役であった照明や空調は後手に回ってしまったようです。

では、

A類型の省エネ補助金が秋にあると噂が流れていますが、２７年度予算には計上されてません。

今回のB類型と同じエネルギー使用合理化補助金は、昨年度と同じ４１０億円計上され６月に公募されるでしょう。

これは設備だけでなく工事費も対象の補助金ですが、申請や報告業務はA類型の１０倍、いや２０倍位大変な業務です。

私も４月１５日までB類型補助金申請に忙殺されていました。

１０００万円以上の案件であれば申請しても良いですが、５００万円程度では作業量が多くて割に合わないと思います。

他の補助金、もしくは１年後の補正予算に再チェレンジを検討してください。

他の補助金と言っても内容によって違ってきますので、要調査が必要です。

２７年度の補正予算に、また同じ補助金があるかどうかは分かりません。また今回のような受付順に採択とはならないでしょう。

公募期間を設定して採択基準を設けて採択となると、その採択基準が重要になります。

ここ４年、エネルギー使用合理化の採択は照明が多かったのは「省エネ効果」「投資対効果」が良かったからです。

今回のA類型の「省エネ効果」「投資対効果」は、良くないと思いますので、何らか「採択基準」を設定するはずです。

次の補助金の「傾向と対策」に思考を巡らしている間に、エネルギー費用が高騰するかもしれません。補助金など当てにせず、さっさと省エネ投資した方が得策とかも知れませんね。

・・・このブログを書いている時に、依頼先からメールが届いたと・・・
「予算超過による不受理通知書」の通知。たった１日違いで不受理でした、、、

今後、どのようにしたら良いかお悩みであれば気軽にお問い合わせください。