政府は22日、平成30年度予算案を閣議決定し、平成29年度補正予算も決定されました。

 

経産省、国交省、環境省の省エネ補助金及び省CO2削減補助金の概要がアップいたします。

 

経産省 30年度予算 29年度補正予算 省エネ補助金

 

噂には登っていましたが、30年度予算を前倒しして29年補正予算で78億円が予算計上されました。

 
 
30年度、29年度補正予算 省エネ補助金 経産省
 
 

「省エネルギーの設備の導入・運用改善による中小企業等の生産性革命促進事業」とは、27年度補正予算での空調や照明などの省エネ機器に計測機器設置を条件にした補助金であると推測します。

 
 
 
 

今年度の同様な設備だけの補助金(エネ合Ⅱ)の採択金額が83.3億円、採択率が57.6%と、予算額442億円で5次公募まであり、申請案件がほとんど採択された昨年(27年度補正予算)と比較して、予算も少なく採択率も低く申請者の不満も多かったと思われ、それに対する補正ではないでしょうか。

 

公募期間は3月中旬から1ヶ月程度と思われますので、準備を開始されることをお勧めします。

 

その他のエネ合1(設備+工事費)、ZEB、ZEH等は29年度と同程度であると思われます。

 
 

国交省 30年度 建築物の省エネ補助金

 

新築住宅・建築物、既存建築物の省エネ改修は、29年度と同程度となりました。

29年4月より義務化された建築物の省エネ診断BELS認定が必須です。

 
 
30年 住宅・建築物の省エネ補助金 国交省
 

環境省 30年度 省CO2補助金

 

テナントビル、ZEB、既存建築物等の省CO2ともに29年度と同予算です。

 
 
30年 テナントビル ZEB 既存建築物の省CO2補助金 環境省 
 
 

しかし30年度からZEHが85億円追加されました。

住宅の省エネ、省CO2補助金の追加ですが、経産省や国交省との連携になります。

 
 
 

以上、30年度予算閣議決定の省エネ補助金概要です。

 

年明けより衆議院及び参議院で採択され4月より公募になりますが、29年度補正予算は3月に始まりますので準備を急がれた方が良いかと思います。

 
 作成 辻川英章