毎年8月末に各省庁から翌年度予算要求をします。今年は新型コロナウイルスにより1ヶ月遅れで9月末になり、公開されました。
現在、予算折衝が行われており12月中旬に閣議決定され「予算案」になります。そして翌1月より衆議院、参議院で審議され3月末に成立し、4月より順次公募されます。なお令和2年度第3次補正予算も編成中ですので、こちらも注目です。
今回は令和3年度概算要求額をもとに(1)経産省・国交省編と(2)環境省編の2回に分けて解説します。
<環境省>
- 2021年 (令和3年)工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業◯CO2ポテンシャル診断・低炭素機器導入事業の後継補助金。
- 2021年 (令和3年)建築物等の脱炭素化・レジリエンス強化促進事業(1)レジデンス強化型ZEB実証事業
(2)ZEB実現に向けた先進的省エネルギー建築物実証事業
(3)既存建築物における省CO2改修支援事
①民間建築物における省CO2改修支援事業
②テナントビルの省CO2改修支援事業
③空き家等における省CO2改修支援事業
④高機能換気設備を導入する省CO2改修支援事業
◯新型コロナウイルス対策の高機能換気設備補助金は来年度も予算計上。 - 2021年 (令和3年)脱フロン・低炭素社会の早期実現のための省エネ型自然冷媒機器導入加速化事業◯省エネ型自然冷媒機器の補助金。
- 2021年 (令和3年)廃熱・未利用熱・営農地等の効率的活用による脱炭素化推進事業◯廃熱、未利用熱、地中熱、営農型再生エネの補助金。